研究課題/領域番号 |
16K06345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
塙 雅典 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (90273036)
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研究協力者 |
小玉 崇宏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 光符号分割多重 / 光離散フーリエ変換器 / シリコン光チップ / フーリエ符号化 / シリコン基板 / 試作 / フォトニック結晶導波路型光遅延線 / マルチプロジェクトウェハー / シリコン細線導波路内光強度モニタ / シリコン細線導波路 / 光学的離散フーリエ変換 / フォトニック結晶導波路 / 光遅延線 / 光直交周波数多重 / 光信号処理 / シリコン光集積回路 |
研究成果の概要 |
本研究は,光符号分割多重(OCDM)に向けた光離散フーリエ変換器(ODFT)のシリコン基板上への実装を企図したものである.4チップODFTををSi基板上に試作し,その評価を行った.試作Si基板では,光ファイバとの結合損失が大きく(20dB),遅延線の損失に起因する振幅傾斜もあいまって消光比が5.8dBとなった.並行して,フォトニッククリスタル光導波路(PCW)による光遅延線の小型化と振幅傾斜の補償について,数値シミュレーションによって検討を行い,PCWとSi細線導波路の結合損失の大幅低減(5.9dB→1dB),振幅傾斜のディジタル補償により0.3dBのペナルティ改善を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
OCDM 方式は,符号器・復号器に光ファイバ型回折格子や石英導波路などのこれまでの実装技術では,伝送速度の向上に限界がきている.研究代表者はこれまでに,フーリエ符号化の導入,多値変調方式の導入,ディジタルコヒーレント光受信技術の導入などで本方式のブラッシュアップを行ってきたが,この結果,特に多値変調信号の導入には,従来よりも格段に高精度な符号器・復号器が必要であることが明らかになっている.本課題で,Si 基板型符号器・復号器を実現することで高精度を図り,伝送速度の向上を目指した.
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