研究課題/領域番号 |
16K06346
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
大内 浩司 静岡大学, 工学部, 准教授 (50313937)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 光無線通信 / 直交周波数分割多重 / 強度変調 / 周波数利用効率 |
研究成果の概要 |
本研究は,強度変調と直接検波方式を用いる光無線通信において,高い周波数利用効率と省電力伝送を両立するOFDM方式を実現することを研究の目的としている.従来技術であるACO-OFDM方式では,奇数番サブキャリアのみを用いて省電力伝送を実現しているが,偶数番サブキャリアを利用できない問題があった.本研究では,基本周波数の異なる複数のACO-OFDM信号を多重化することにより,偶数番サブキャリアも利用可能にし,伝送情報量の増加を図った.さらに,信号の多重化に起因する干渉信号をキャンセラで低減した.その結果,従来のACO-OFDM方式と比較して,周波数利用効率を最大で2倍にできることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電波無線通信でよく使われている無線通信技術の一つに直交周波数分割多重(OFDM)方式がある.このOFDM方式を光無線通信に応用する場合,従来技術では,周波数利用効率と省電力性を両立することは困難だった.それに対して,本研究では,新しい方法で信号を多重化し,伝送する方法を示しており,伝送情報量の増加を図っている.その結果,周波数利用効率と省電力性の点でバランスのとれた光無線OFDM方式を実現している.したがって,本研究の成果は,光無線通信におけるOFDM方式の活用を一層促進させることに寄与するものと考えられる.
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