研究課題/領域番号 |
16K06353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
篠原 真毅 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (10283657)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ワイヤレス給電 / マイクロ波送電 / 整流回路 / レクテナ / エネルギーハーベスティング |
研究成果の概要 |
本研究では周辺の弱い電磁波から高効率で電気エネルギーを得るための新しいレクテナ(ダイオード整流器付アンテナ)、特に弱い電力でも高効率で所望電圧を発生できるレクテナ整流回路の研究開発を行なった。世界的には弱い電力でも所望の電圧を得ることが出来るCharge Pump整流回路の研究開発が進んでいる。しかし、Charge Pump整流回路は多数のダイオードとキャパシタで構成されるため、高い効率を得ることが出来ない。そこで、本研究ではこれまで申請者が研究開発を行なってきたSingle Shunt整流回路とCharge Pump整流回路をマージした新しい整流回路を考案し、その研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
弱い電力でも高効率で所望電圧を発生できるレクテナ整流回路を用いると、周辺の弱い電磁波から電気エネルギーを得ることができるため、この技術は電池や電源が不要な新しいエネルギーソースとして期待されている。この技術はあまり大きな電力を必要としないIoTセンサー等の電池レス化・コードレス化に適しているとされ、本研究の成果は今後のIoT社会の実現に寄与できるものと考える。また外部にマイクロ波エネルギーの送電装置を備えればさらに能動的にかつより大きなワイヤレスな電力を送ることも可能となる。
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