研究課題/領域番号 |
16K06360
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
都築 伸二 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 准教授 (60236924)
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研究分担者 |
山田 芳郎 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 教授 (00110833)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 一線式信号伝送 / 電力線通信 / Internet of Things / スマートEMC / 輸送機械内通信 / Diagnostics (異常診断) / グリーンシステム / スマートグリッド / IoT (Internet of Things) / IoT / M2M / 通信方式(有線) / IoTによるコンテキスト・アウェアネス / コモンモード / 超低消費電力 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、筆者らが考案した一線式PLCシステムを発展して、高SN比通信路を提供し、超低消費電力(グリーンな)PLCシステムという新たな研究領域を提唱することである。 本研究期間では、クレーンのブーム先端とフック間でのエネルギーと情報の同時伝送方式を開発した。この伝送路のインピーダンスは所望の周波数帯域において数10Ωであるため、低減衰かつ低ノイズであり、データパケットを損失することなく100%伝送できた。 情報伝送用のトロイダルコアを共用して電力も同時伝送したところ、29mのワイヤで37%、91mで15%の電力伝送効率を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ワイヤロープを用いた電力伝送においては、インピーダンスマッチング技術が重要であり、その実現方法も見出したので、今後論文にまとめていく予定である。クレーン以外でも、ループ回路を形成している任意の有線線路に適用可能な研究成果である。 近年のIoT(Internet of Things)技術を用いれば、「もうすこし気の利いたEMC(電磁両立性)」(Smart EMCと呼んでいる)が実現できる可能性がある。電気学会内に設置した調査専門委員会にて、本課題で提案した「グリッド・アウェアネス」に関連する研究動向も調査している。調査結果は2年後に書籍として出版する予定である。
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