研究課題/領域番号 |
16K06363
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
|
研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
榊原 勝己 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (10235137)
|
研究分担者 |
武次 潤平 岡山県立大学, 情報工学部, 助教 (10405483)
高林 健人 岡山県立大学, 情報工学部, 助教 (70803336)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | コグニティブ無線 / エネルギーハーベスト技術 / ランダムアクセスプロトコル / スロット付アロハ / ランダムアクセス / スループット / パケット伝送遅延時間 / 安定性 / エネルギーハーベスト / パケット伝送遅延制限 / カタストロフィ理論 / 安定性解析 / 安定化手法 / 数理モデル |
研究成果の概要 |
端末周辺の環境からエネルギーを獲得するエネルギーハーベスト技術を利用した端末を2次的ユーザとするコグニティブ無線ネットワークにおいて,2次的ユーザがスロット付アロハ方式を利用する場合の性能を解析した.一定の仮定の下では,2次的ユーザは,保持しているデータ・パケットの送信失敗回数とエネルギー・パケット数を要素とする2次元マルコフ連鎖としてモデル化することができる.このモデルにより,時間スロット内でデータ・パケットを送信している2次的ユーザ割合に関する不動点方程式を立て,古典的なスロット付アロハ方式と同様,双安定性を示すことを確認した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
無線周波数(通信資源)は有限である反面,無線通信を利用する情報量は日々増加している.このとき,通信資源の空きを活用するコグニティブ無線,端末周辺の環境からエネルギーを獲得するエネルギーハーベスト技術,スロット付アロハ方式に代表されるMACプロトコルは,増加する情報量を収容するために重要な要素技術である.本研究の成果により,スロット付アロハ方式に限定されるものの,このような無線ネットワークの性能を評価するツールを提供することができる.
|