研究課題/領域番号 |
16K06368
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
伊藤 登 東邦大学, 理学部, 教授 (00237041)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 線形位相 / 非線形位相 / 位相補償器 / 最適化法 / 可変位相補償器 |
研究成果の概要 |
非線形位相通信システムは伝送後の信号波形を変形させてしまい、元の信号がもつ波形情報が失われてしまう。この波形歪問題を解決するため、本研究では、全域通過型位相補償器を設計し、それを非線形位相システムに接続して位相補償を行い、波形歪を回避する。研究の第一ステップとして、まず位相補償器の様々な誤差関数を導出し、これらの誤差関数に基づき、線形計画法、2次錘計画法、回転2次錘計画法、非線形数理計画法などの最適化法を駆使して、固定位相補償器と可変位相補償器の様々な設計法を開発した。また、一般化安定三角形を導出し、それを一定の安定余裕を有する2次位相補償器の設計へ応用し、その有効性を実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ディジタル信号処理システムとディジタル通信システムは線形位相システムと非線形位相システムに分類できる。信号波形を維持したまま信号処理と信号伝送を行うため、線形位相が要求される。もし位相特性が非線形であれば、信号処理後、又は信号伝送後の信号波形が歪んでしまい、元の信号波形のもつ情報が失われてしまう。このような波形歪問題を解決するため、本研究では、様々な数理計画法を駆使した位相補償器の設計法を開発し、設計した固定位相補償器と可変位相補償器を元の非線形位相システムに接続することにより位相補償を行い、システム全体の位相特性を線形化することで波形歪を回避ができ、高品質波形伝送が可能となる。
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