研究課題/領域番号 |
16K06385
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
佐藤 隆英 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (10345390)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 生体信号増幅回路 / オフセット電圧低減 / 時分割処理 / チョッパ回路 / オートゼロ技術 / オフセット電圧除去 / チョッパ増幅回路 / 心電信号 / 低消費電力 / 時分割共有 / 増幅回路の多入力化 / 生体信号処理 / 増幅回路 / 自動利得調整回路 / 計測工学 / 計測システム |
研究成果の概要 |
胎児の心電信号等の微小な生体信号を取得する装置において多数のセンサを利用可能とできれば、処理する信号を適切に選択することで運動時の雑音が混入する場合の測定が可能となる。本研究では多数の信号の増幅が可能な増幅回路の提案を行った。提案回路は、複数の信号を時分割で切り替えて増幅することで複数の入力信号を増幅可能である。さらに、センサの測定信号に直流信号が重畳する場合にも、直流信号を除去することができるため電圧利得を大きくした際に回路が飽和する事を避けられる。提案する増幅回路の性能は理論的・実験的に評価されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案する増幅回路を胎児の心電信号測定装置に応用することにより、従来より多くの生体信号を観測装置が小型に実現可能となる。母体の運動による筋電など測定信号に大きな雑音が混入した信号を後段の信号処理において対象から除いて処理することが可能となる。母体の運動時にも胎児の心電を検出するために必要な基礎技術が本研究により確立された。 本研究で提案する増幅回路の対象は胎児の心電信号測定に限らない。提案回路の応用により様々な生体信号測定装置において装置の小型化および低消費電力化が期待できる。
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