研究課題/領域番号 |
16K06389
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
和田 健司 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40240543)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 光ファイバーセンサー / 温度センサー / 半導体レーザー / ピコ秒光パルス / 相互相関計測 / 位相雑音 / 戻り光誘起雑音 |
研究成果の概要 |
波長1.55μm半導体レーザーからのピコ秒光パルス出力を単一モード光ファイバー中で相互相関させる光学システムを構築した.このシステムでは,温度変化に伴う光ファイバーの光路長変化を約10μmの精度で測定でき,光路長変化を温度校正することにより温度センシングを実現した.このシステムに実長70mのハイトレル被覆付き光ファイバーを接続し,実験室内の室温や恒温水槽内の微小な温度変化を調べた結果,0.0001から0.001℃の分解能で連続して温度センシングできることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ポイントセンサーとして利用される従来の光ファイバー温度センサーは,小型であるため一般的に温度分解能が低い.本研究では,実長70mの光ファイバーを温度センサーとして,センサー部だけの温度変化が計測可能な光学システムを構築することにより0.0001から0.001℃の温度分解能を実現した.開発した高分解能光ファイバー温度センシングシステムは,温度管理された空間や海底など,温度変化が少なく,長期間温度モニタリングが必要な場所に適用することが期待される.
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