研究課題/領域番号 |
16K06391
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
原 和裕 東京電機大学, 工学部, 教授 (80112879)
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研究分担者 |
山口 富治 東京電機大学, 工学研究科, 助教 (20579768)
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研究協力者 |
神保 直道
堀内 蓮
三浦 皓大
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 環境計測センサ / 有機系浮遊物質 / MEMSデバイス / PM2.5 / ハウスダスト / 花粉 / 計測工学 / 電子デバイス・機器 |
研究成果の概要 |
空気中に浮遊するカビの胞子、排気ガス中に含まれるPM2.5等の微粒子、ハウスダストなどは、様々な病気の原因となる。本研究は、加熱された金属酸化物薄膜表面で、上記の有機系微粒子が接触燃焼することに伴い、薄膜の電気伝導が変化するという新規な検出原理を利用するものであり、上記の有機系浮遊微粒子をリアルタイムで検出するセンサのプロトタイプを開発し、開発したセンサによる検出実験を行った。 その結果、ディーゼルエンジンから排出された微粒子およびハウスダストに対して特異な応答パターンが得られ、これらのデータから、花粉やカビの胞子との識別が可能であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本センサの開発により、PM2.5やハウスダスト、花粉等がリアルタイムで検出可能になり、その種類の識別も可能であることが立証された。本センサの製作には、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems;微小電気機械システム)技術および薄膜技術を用いており、小型・軽量であるばかりでなく、大量生産が可能で、電力消費が少ないため、安価で携帯可能なセンサとなりえる。このため、広範な普及が期待される。 本センサシステムの開発により、直接目に見えないが有害な各種の有機系浮遊微粒子を検出・表示できるため、これらに対する対策の促進につながると考えられる。
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