研究課題/領域番号 |
16K06405
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
内田 武吉 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (70455434)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 超音波 / キャビテーション / 超音波洗浄 / 分調波 / 広帯域雑音 / 超音波洗浄器 / マイクロバブル / キャビテーションセンサ / 高調波 |
研究成果の概要 |
我々は,気泡から発生する音響的な信号である分調波と広帯域雑音を用いてキャビテーションを計測制御することを試みている。本研究では,分調波は気泡の発生や圧壊時に発生し,広帯域雑音は気泡の膨張収縮時に発生することを確認した。この結果は,2つの信号を利用することで,気泡の運動状態を計測制御できる可能性を示している。また,この技術の応用としてキャビテーションを利用している超音波洗浄器の性能評価を行ったところ,広帯域雑音を指標とすることで,最適な洗浄を行うことができる可能性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
キャビテーションは洗浄や医用などの分野で使用されている。しかし,キャビテーションは超音波照射対象を破壊する作用も有するため,洗浄対象の破壊や患者への危険性が指摘されている。この問題の解決のためには,キャビテーションを計測制御する技術が必要である。 私たちが開発した気泡の音響的な信号を用いた計測制御技術を用いれば,キャビテーションを利用する最適な環境を提供することができるため,危険性への懸念を払拭することができる。
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