研究課題/領域番号 |
16K06406
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
菅野 敦史 国立研究開発法人情報通信研究機構, ネットワークシステム研究所ネットワーク基盤研究室, 研究マネージャー (20400707)
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研究分担者 |
川西 哲也 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40359063)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 光周波数コム / FM-CWライダー / FM-CWレーダー / 測距技術 / 周波数コム / 測距 |
研究成果の概要 |
自動車用レーダ等で用いられるFM-CW(周波数変調連続波)信号を用いて光変調器駆動形光周波数コムを駆動し、発生された複数の高調波成分を用いてコヒーレント検波することで高精度に測距を実現する技術の研究を実施した。同一光源から発生された信号であるためコヒーレント性が高く、発生される複数測距信号も相関をもつことから、MUSIC(多重信号分類)法を用いた信号処理により、高精度な測距が実現できることを示した。また、光周波数コムを用いた高精度ミリ波信号発生技術の実現、ならびに、さらなる広帯域化を目指した複数周波数コム同期技術を開発し、将来光周波数コム援用型測距基盤技術の端緒を拓いたといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数の光信号を効率的に同時発生させる光周波数コム技術を利用して、高精度に距離を測る技術の研究開発を実施した。同時発生された信号は相関を持つため、従来では利用できなかった簡易な信号処理手法が採用可能となり、結果として、高精度な距離測定が可能になった。 電子機器の製造に使われている搬送機械の位置合わせ精度の向上や、電波と光を融合させた新しい距離測定技術の基礎を拓いた研究である。
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