研究課題/領域番号 |
16K06436
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
徳重 英信 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (80291269)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ポーラスコンクリート / 天然ゼオライト / 吸着 / 塩化物イオン / 凍害 / サンゴ / リン酸イオン / コンクリート / 凍結融解 / 細孔分布 / 有機リン / 酸化チタン / 土木材料 / 構造・機能材料 / 海洋保全 / 生態系修復・整備 |
研究成果の概要 |
(1)積雪寒冷地での適用を想定して低温下でのモルタル中の塩化物イオンの移動について定性的傾向を実験で明らかにした。またそれにより塩化物イオンの吸着性能確認のための基礎的データを得ることができた。(2)天然ゼオライト混和ポーラスコンクリートのリン酸イオン吸着性能について明らかにし,セシウム吸着性能の確認のための基礎的データを得た。(3)サンゴ育成基盤としてのポーラスコンクリートの可能性について,現場試験によってその性能確認を行い適用の可能性を明らかにした。(4)天然ゼオライト混和モルタルおよびポーラスコンクリートの凍結融解環境下での変形挙動を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境負荷低減性能を有した新たなセメントコンクリート系材料の開発を目的として,その基本的性能として,汚染物質吸着機能やサンゴ育成機能,さらに積雪寒冷地における劣化抑制機能の検証などを行った。特にリン酸イオン吸着機能についてはセメントモルタル単体やゼオライト単体よりも性能向上が認められること,低温下では塩化物イオンがモルタル中で移動するため塩害等の劣化機構の解明に寄与すること。サンゴ育成にセメント系材料が有効であることなど,環境復元機能としての有効性を示すことができた。
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