研究課題/領域番号 |
16K06437
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
小澤 満津雄 群馬大学, 大学院理工学府, 准教授 (80313906)
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研究協力者 |
谷辺 徹 太平洋マテリアル
金 圭庸 忠南大学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 爆裂 / 火災 / コンクリート / リング拘束供試体 / ジュート繊維 / PP繊維 / 拘束応力 / 蒸気圧 / 水蒸気圧 / 熱応力 / RABT30 / 耐火試験 / リング試験 |
研究成果の概要 |
本研究では,異なる2種の繊維を用いた高強度コンクリートを対象としてリング拘束供試体加熱試験を実施し,材齢や繊維の混入の有無による影響を検討した。すなわち,繊維はポリプロピレン繊維(以下,PP)とジュート繊維(以下,Jute)繊維を用い,材齢は2ヶ月と14ヶ月とした。加熱曲線はRABT30とし,計測項目は拘束応力および水蒸気圧とした。その結果,繊維無混入のケースでは材齢2ヵ月と比較して14ヶ月は爆裂深さが小さくなった。PP繊維を混入したケースでは14ヶ月で爆裂を生じなかった。Jute繊維を混入したケースでは材齢2ヵ月と14ヶ月ともに爆裂は生じなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として、リング拘束試験が確立できた。この方法は熱応力と蒸気圧とを合わせて考慮したコンクリートの耐爆裂性を評価できるという特徴がある。すなわち,拘束鋼管の内部にコンクリートを打設し供試体を作製する。供試体下面のコンクリート部分のみを加熱する。加熱には水平炉を用いる。加熱によるコンクリートの膨張を拘束鋼管が拘束することにより,熱応力(圧縮応力)が生じる。コンクリートの膨張により生じる拘束鋼管のひずみを計測し,熱応力を算出できる。併せてコンクリート内部の蒸気圧を計測し,熱応力および蒸気圧を定量的に検討し,爆裂の有無と併せて爆裂判定手法を開発できた。
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