研究課題/領域番号 |
16K06450
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
|
研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
中村 栄治 愛知工業大学, 情報科学部, 教授 (50298460)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 点群 / CAD / 下水管路 / ストックマネジメント / 維持管理 / データベースシステム / 3次元点群 / 3次元CAD / 土木情報 / 3次元CAD / 土木材料 / 建設マネジメント |
研究成果の概要 |
下水管の埋設状況と過去の検査結果を,現場の地上にいながら容易に確認できるシステムを開発した. 地上の風景と地中に埋設されている下水管のCADモデルを統合して両者を点群として表し,ビューワ上で点群を地上から地中へと視点を移動させながら表示し,スクリーンキャプチャによりビデオクリップを作成し,クラウド上のデータベースに保存する.ビデオクリップを携帯端末で閲覧することにより,地中での下水管路の埋設状況を,地上の建物との関係や,人孔と下水管の連結関係を3次元的に容易に把握できるようになる.さらに,過去の下水管内の検査結果(異状箇所や管内を撮影した動画)を携帯端末で参照できるシステムである.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下水施設の健全な運用は現代社会の至上命題の一つである.自治体の財政が縮小する昨今,一般市民に支持される下水施設の管理(ストックマネジメント)が強く求められている.具体的には,下水施設の維持管理業務の効率化と,一般市民による下水施設の理解の増進である.本研究では,下水管の埋設状況と健康状態を容易に視覚的に把握できるデータベースシステムを構築した.下水施設管理者においては,このシステムを利用することで維持管理業務の効率化を図ることができる.一般市民においては,地中に埋もれていて目にすることができない下水施設を視覚的に理解できることにより,下水施設への理解が進むものと期待できる.
|