研究課題/領域番号 |
16K06453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 和歌山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
三岩 敬孝 和歌山工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (40274253)
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研究分担者 |
林 和幸 和歌山工業高等専門学校, 環境都市工学科, 准教授 (30587853)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ポーラスコンクリート / 法面被覆 / 排水機能 / 植生 / 透水係数 / 目詰まり |
研究成果の概要 |
排水機能を有したポーラスコンクリート法面被覆について検討した結果,透水性能はポーラスコンクリートの透水性より地盤の透水性に支配される.また,通水を継続することで地盤内の微粒分が排水口にむけて移動することから,水みちの形成により時間の経過とともに透水性は向上するが,局所的な排水パイプよりも面的なポーラスコンクリート被覆の方が排水性に優れている.特に,ポーラスコンクリートの場合,人工的もしくは自然な植生も期待され,植生に伴う透水性の低下はあるものの土構造物の強化や長寿命化を図ることができる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
排水パイプの目詰まりによる排水機能の低下や大雨による斜面崩壊が全国各地で発生しているなか,背面地盤内の雨水の浸透について,排水パイプおよび面的な排水機能を有するポーラスコンクリートによる法面被覆を実験的に比較し,ポーラスコンクリートの有効性を明らかにしたことで土構造物の強化が図られる.また,ポーラスコンクリートは人工的あるいは自然に植生が期待され,自然環境の保護の観点からも従来のコンクリート被覆に比べて有用性が高い.
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