研究課題/領域番号 |
16K06461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
宮下 剛 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (20432099)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 橋梁 / 維持管理 / Load Rating / 性能 / LRFR |
研究成果の概要 |
本研究では,諸外国で実施されている手法を参考にしながら,橋梁維持管理の効率化についての検討を行った.具体的には,通常の橋梁設計で使用されている解析手法よりも高度な解析手法を使用したり,橋梁の強度を最大限活用することで,いまある橋梁を有効活用できる可能性があることが分かった.また,腐食損傷した鋼橋の強度低下量に関する知見を得るとともに,道路橋を走行する車両の重量を簡易に推定する手法に関する検討も行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Load Ratingの試計算から,旧設計基準で設計された橋梁でも,構造システムとしての強度や限界状態設計法を適用することで,維持管理のタイミングを遅らせられる可能性が分かった.次いで,強度評価と状態係数の精緻化に向けて,鋼鈑桁端部と鋼トラス橋ガセットプレートに生じた腐食損傷が残存耐荷力に与える影響を把握した.さらに,効率的な活荷重係数の把握に向けて,伸縮装置を利用する新たなBWIM手法について検討した.これらの成果はいずれも部分係数法を用いる橋梁維持管理に対して有益な知見であり,橋梁維持管理の効率化に結び付く.学術的な意義と共に,財政がひっ迫する我が国においてはその社会的意義も非常に大きい.
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