研究課題/領域番号 |
16K06462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
桝谷 浩 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (20157217)
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研究分担者 |
深田 宰史 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (10313686)
徐 晨 金沢大学, 環境デザイン学系, 助教 (40707593)
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研究協力者 |
中村 佐智夫
横山 広
西田 陽一
チュン トラン ル ホン
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 衝撃 / 落石 / 性能設計 / 防護工 / 補修 / 補強 / 荷重条件 / 性能評価 / RC構造物 / 土砂災害 |
研究成果の概要 |
本研究ではロックシェッドに代表される落石防護構造物に日常的に生じる低速度衝突に関して、緩衝材を有する場合の構造物の耐衝撃性能・破壊機構の解明を行い,性能設計評価方法の具体的な提案を行った.長年鋭意研究を進めてきた実際の衝撃荷重を用いて,簡易な解析による衝撃荷重作用時の塑性変形の推定法を具体的に明らかにした.長年待ち望まれてきたレベル2落石荷重に対する防護構造物の性能設計法を提案した.これは明確な安全性が要求される防護構造物の設計法を飛躍的に合理的で信頼性の高いものにしたものである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レベル2落石荷重に対する防護構造物の性能設計法の具体的で信頼できる提案は,これからの安全な落石防護構造物の建設に役立つのみならず,現存の多くの防護構造物の安全性の照査にも大きく役立つものである.これは経済的な理由により最近多く建設されるようになってきた防護フェンスなどの柔な防護構造物の設計法にも大きく貢献する.研究成果は,明確な安全性が要求される防護構造物の設計法を飛躍的に合理的で信頼性の高いものにしたものである.この設計法の概念は,今後竜巻や噴石などの自然現象に対する防護構造設計にも大きく有用である.
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