研究課題/領域番号 |
16K06467
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
永田 和寿 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40301238)
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研究分担者 |
山口 隆司 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (50283643)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 防食技術 / ボルト接合部 / 高性能被膜 / 腐食 / 促進実験 / 暴露実験 / 高機能皮膜 |
研究成果の概要 |
本研究では低コストかつ、容易に橋梁点検を行うことができる防食技術の開発を目的とした。ウレタンシートと紫外線を吸収するコーティング材を塗布したシートの2種類を用意し、ボルト接合部を想定した供試体に貼付した供試体を準備した。複合サイクル試験機にて、環境促進試験を行い、防食効果、腐食の進行を抑制する効果について確認を行った。また、橋梁をより効率的にかつ長期的に維持管理を行うために、無色透明で耐久性に優れたシリコーンによる防食効果についても環境促進試験と屋外曝露試験を行い、検討を行った。これらのシートとシリコーンを用いた被膜は防食性能があり、ボルト接合部の防食に有用であることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度経済成長期に建設された多くの鋼構造物が、建設から50年以上経過し、腐食や損傷による老朽化問題に直面している。このことから、土木構造物の効果的・効率的な維持管理の必要性が高まっている。しかし、維持管理を行うためには予算が限られていることや、専門技術士が不足しているという問題がある。鋼構造物の腐食の要因として、水分や塩分の付着が上げられる。その中でも、橋梁においてボルト接合部や桁端部は、多くの凹凸が存在するため、塗装が乗りにくいことから腐食の弱点部となっている。そこで、本研究では腐食弱点部における容易な防食技術の開発と効率的な維持管理方法の検討を行った。
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