研究課題/領域番号 |
16K06475
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
出雲 淳一 関東学院大学, 理工学部, 教授 (50183166)
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研究協力者 |
関島 謙蔵
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 連続繊維ロープ / 機能回復 / せん断補強 / 高耐久性 / アラミド繊維 / 緊張材 / リラクセーション / コンクリート部材 / 補強 / 定着 / 緊張 / せん断損傷 / コンクリートの機能回復 / 土木材料 / コンクリート / 補強用材料 |
研究成果の概要 |
高性能連続繊維をロープ状にして、鉄筋コンクリート(RC)の補強材として用い、従来の工法に比べて容易に、RCの機能を回復させることができる手法を提案することを目的に本研究を実施した。せん断損傷を受けたRCはりを連続繊維ロープで補強することにより、せん断耐力を回復させることができることを実験により明らかにし、連続繊維ロープを巻付けてせん断区間を補強する場合の補強効果を定量化することができた。さらに、連続繊維ロープの端部定着方法、吹付け工法を併用してロープを保護した場合の補強効果を実験により明らかにすることができ、連続繊維ロープによるRCの補強方法の実用化に大きな成果と考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに築造された膨大なコンクリート構造物が、今後急激なスピードで老朽化していくことが予想されており、コンクリート構造物を長寿命化させる技術は必要不可欠と考えられる。本研究成果から、従来の補強工法に比べて、安価で施工期間も短縮でき、耐久性も高い新しいコンクリートの補強方法を提案することができた。その社会的意義は大きいと考えている。また、連続繊維をロープ状にして、樹脂を用いることなく、コンクリート用の補強材として利用するという手法はこれまでになかった発想である。連続繊維ロープのコンクリート構造の補強工法への適用がコンクリート工学への発展に繋がると期待している。
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