研究課題/領域番号 |
16K06476
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
伊藤 睦 中部大学, 工学部, 准教授 (00345927)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 収縮 / せん断耐力 / 数値解析 / 材齢依存型構成モデル / 乾燥収縮 / 鉄筋コンクリートはり / せん断耐荷機構 / せん断 / RCはり / 耐久性力学 / コンクリート構造 |
研究成果の概要 |
コンクリートの収縮がRCはり部材のせん断耐力に及ぼす影響を探るために,2つの実験と解析的研究を行った。材齢依存型構造解析手法の妥当性を確認するために,収縮と載荷材齢を変数とした実験の数値解析を実施した結果,本解析手法は妥当な精度でせん断耐力を予測できることを確認した。収縮がせん断耐力の増減に及ぼす影響を探る実験では,試験体内部の相対湿度変化の計測を行った。収縮を初期ひずみの導入により簡便にモデル化したパラメトリック解析の結果,小型断面では,斜めひび割れ発生荷重は収縮により低下したものの,初期応力が斜めひび割れ発生位置やその角度が影響し,せん断耐力がわずかに増加する結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乾燥収縮により初期応力・損傷が導入されたRC はり部材のせん断耐力を評価した実験データは少ない。本研究では,解析手法の検証に資するために,コンクリートが硬化する過程の部材内部の相対湿度変化などのデータを取得した。解析的検討では載荷材齢の変化を評価できる解析技術を構築し,乾燥収縮がはりのせん断耐荷機構に及ぼす影響の評価を行った。今後,様々な環境作用外力を追加することにより,コンクリート構造物の各種性能の変化を解析的に評価することにつながる。
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