研究課題/領域番号 |
16K06478
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
大山 理 大阪工業大学, 工学部, 教授 (70411410)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 橋梁火災 / 合成桁 / 剛性低下 / 低減係数 / 高温引張試験 / 鋼 / 力学特性 / 橋梁 / 火災 / 降伏強度 / 引張強度 / 耐荷力 |
研究成果の概要 |
近年,車輌事故に伴う火災,不審火ならびに放火などを原因とする橋梁火災が,国内外で発生している.そこで,種々の検討を通して,大都市圏内をはじめとする日本を支える交通ネットワーク網に大きな影響を及ぼす次なる災害リスク(橋梁火災)に対して,従来 の外観変状からの評価ではなく,数値的根拠を持って通行可否を判定することができる性能評価法を構築することを目的とする. 結果の1つとして,鋼・コンクリート合成桁を対象に行った加熱前後の静的載荷試験より,340℃以下の熱履歴であれば,熱影響による剛性低下は生じず,680℃程度の熱履歴の場合は,コンクリート床版のひび割れに起因する剛性低下が生じることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国において,火災による橋梁の力学特性を把握する研究を実施している研究機関は多くない.そこで,本研究の成果は,高温時および加熱自然冷却後の鋼の強度や加熱前後の合成桁の剛性低下を明らかにしている. つまり,一般橋梁や高架橋が火災による熱影響を受けた後の通行可否を瞬時に判断するための評価手法を提案する基礎データを示しており,社会貢献に繋がると考えられる.
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