研究課題/領域番号 |
16K06489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
小林 俊一 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (10243065)
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研究分担者 |
松本 樹典 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (10143877)
西藤 潤 京都大学, 工学研究科, 准教授 (40456801)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 基礎構造物 / 支持力 / 剛塑性解析 / 可視化実験 / 近接施工 / 模型実験 / 耐震性能 |
研究成果の概要 |
高度な都市機能が集積した都市圏で大規模な開削工事やトンネル・地下空間の掘削を行う場合,近接する既存の構造物基礎への影響を把握する必要がある.小型模型実験により,緩み発生後に変形を抑制できなければ基礎構造物の支持特性が悪化することを確認した.また地盤内部埋設の構造物挙動を3次元的に可視化する実験手法を改良した.さらに設計支援を念頭におき,剛塑性有限要素法と呼ばれる数値シミュレーション法を改良し,近接施工が基礎構造物の耐力に及ぼす影響を評価するツールを開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度な都市機能が集積した都市圏では近接施工が避けられない.再開発事業は都市の新陳代謝を図るうえで重要であり,大規模な開削工事やトンネル・地下空間の掘削を伴う場合も少なくない.既存構造物の設計時には,大規模な近接施工は想定せず,また複合的な支持機構を期待し,経済性と安全性をバランスさせる.そのため,大規模な近接施工が既存構造物に与える影響には未解明な点が残されており,本研究は実現象を念頭に置いた模型実験観察結果と,設計への支援を志向した1つの数値評価ツールを提供するものである.
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