研究課題/領域番号 |
16K06494
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
平川 大貴 中央大学, 理工学部, 准教授 (40372990)
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研究分担者 |
荒木 裕行 中央大学, 理工学部, 助教 (30780837)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 破砕コンクリート / リサイクル材料 / 土構造物 / 物理化学的特性 / 六価クロム / 強度変形特性 / 封じ込め / 固化 / 物理化学的性質 / 建設副産物 / 工学的性質 / 環境性能 / 固化特性 |
研究成果の概要 |
本課題は,排出量が最も多い建設副産物である破砕コンクリート(コンクリート塊)を地盤材料として活用する方法を検討・提案するものである。破砕コンクリートを盛土材として用いるためには,六価クロムCr(VI)の溶出抑制と力学的なばらつきへの対応が求められる。本課題ではこれら2つの問題の原因を科学的および地盤工学的に調べ,その対応方法を検討した。この結果,再生方法は現状での粉砕~粒度調整のままで,高炉セメントB種を混合することで上記の二つの問題を解決できることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成果の学術的意義としては,1)破砕コンクリートの再生化は粉砕~粒度調整という従来の方法が妥当であること,2)固化作用のある微粉末の混合による封じ込め対策は破砕コンクリートからのCr(VI)の溶出抑制として有効であり,同時に強度変形特性の改善も実現できること,3)混合する固化剤としては,地盤改良で一般的な普通ポルトランドセメントよりも高炉セメントの方が効果が高いこと,に関する知見を得たことが挙げられる。 また,社会的意義としては,盛土材として活用できる目途を得たことにある。これは,今後予想される破砕コンクリートの排出量の増加に対して,リサイクル率の保持につながる。
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