研究課題/領域番号 |
16K06495
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
仙頭 紀明 日本大学, 工学部, 教授 (40333835)
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研究分担者 |
清原 雄康 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (20369911)
海野 寿康 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 准教授 (50570412)
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研究協力者 |
久保 幹夫
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | ふとんかご / 地盤 / 盛土 / 斜面 / 排水 / 補強 / 斜面補強 / 崩壊 / 屋外実験 / 補強土壁 / 振動台実験 / 浸透流解析 / 土壌水分量 / ふとんかご工 / 非定常浸透流 / 降雨 / 安定性 |
研究成果の概要 |
鋼製の箱状の金網に石を詰めた構造のふとんかごは、盛土端部の斜面を補強するとともに、盛土内の水位を下げる効果が経験的に知られている。本研究は、ふとんかご工の合理的な設計方法確立するために必要な基礎実験データを得るために、対策および無対策盛土の屋外実験を実施した。1年間の降雨および湛水による影響について現場計測を行って、ふとんかごによる排水効果は、無対策盛土において崩壊が生じた斜面下部付近で発揮されることがわかった。また対策盛土には変状はみられず、斜面の補強効果を確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
斜面対策技術として古くから広く普及しているふとんかごについて、これまで実務者が暗黙知として認識していた対策効果を、実験結果に基づいてそのメカニズムを明らかにすることで形式知としたことに意義がある。具体的には、盛土崩壊の起点となる斜面下部において、排水と補強を両立できる合理的な対策方法であることが確認できた。さらに、今回の実験結果について数値解析によるケーススタディを重ねることで、対策効果を踏まえた合理的な設計方法の確立に寄与するものと期待される。
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