研究課題/領域番号 |
16K06500
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
|
研究機関 | 高知工業高等専門学校 |
研究代表者 |
岡林 宏二郎 高知工業高等専門学校, ソーシャルデザイン工学科, 教授 (70185461)
|
研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 液状化 / 動的一面せん断試験 / 南海トラフ巨大地震 / 地盤の残留強度 / 地震応答解析 / 遠心力模型実験 / 逐次非線形解析 / 南海地震 |
研究成果の概要 |
高知高専に設置した一面せん断試験装置の高精度化を行ない、液状化強度試験を実施できる装置とした。せん断箱の傾きや定体積条件の影響についても検討し、適切な試験法を決定した。相対密度30%と50%に対して液状化強度試験を実施した。また、同試料を用いた繰返し三軸試験と比較して液状化強度試験の妥当性を検証した。さらに、繰返し試験後の残留強度について、繰返し応力振幅比をパラメータとして実験を行いダイレイタンシーの影響について検討した。 試験で求めた液状化強度を有効応力法による地震応答解析や遠心力模型実験に適用し、河川盛土や漁港岸壁の液状化対策工法の検討に活用できることを確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東日本大震災では、東北から関東にかけての広範囲で地盤の液状化が発生し、埋め立地盤や河川堤防などが甚大な被害を受けた。高知県でも「南海トラフ巨大地震対策」として最大クラスの地震動を想定した検討がなされている。地盤構造物も地震や地盤の液状化に対して粘り強い構造とすることが望まれる。 本研究では、繰返し一面せん断試験装置を開発し液状化強度試験が高精度で実施できる装置とする。次に、地震動の継続時間と地盤の粘り強さに着目して、繰返し載荷回数に対する地盤の残留強度の動的せん断試験法を提案する。また、得られた結果が動的有限要素解析や遠心力模型実験にも適用できることを検証する。
|