研究課題/領域番号 |
16K06502
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
武若 聡 筑波大学, システム情報系, 教授 (80202167)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 漂砂 / リモートセンシング / Xバンドレーダ / SAR / 汀線 / 漂砂フラックス / 沿岸漂砂量 / SAR衛星 / 鹿島灘 / 汀線モニタリング / Xバンドレーダ観測 / 合成開口レーダ / 汀線変化予測モデル |
研究成果の概要 |
Xバンドレーダにより,茨城県神栖市須田浜の約5 km汀線位置分布を連続的に観測した.さらにSAR衛星の観測結果を収集し,10年間にわたる鹿島灘南部(鹿島港南端部~波崎漁港)16 kmの汀線位置を追跡した.経験的固有関数法(EOF)により汀線変動を解析したところ,季節的な変化(岸沖方向)と長期的な変化(沿岸方向)に分離できることを確認した.前者の変動は波の入射エネルギーの大小と関連性が高いことを示した.一方,後者の変動は沿岸漂砂フラックスによるものと考えられ,向きと大きさの変動をおおよそ波浪と関連付けられるが,波浪に加えて流れの影響を加味して詳細に理解する必要も判明した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Xバンドレーダの観測結果を潮汐観測結果と合わせて解析し,汀線位置と前浜勾配の沿岸分布をを自動的に推定するシステムを完成させた.これにより,広域の海岸地形を自動的に収集することが可能となり,モニタリングの効率が向上した.課題は,推定の精度が波浪が大きい時,海浜勾配が非常に緩くなる時に悪くなることへの対応である.
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