研究課題/領域番号 |
16K06514
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
杉原 裕司 九州大学, 総合理工学研究院, 教授 (70243970)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 水工水理学 / 海洋工学 / 地球環境水理学 / 界面水理学 / 地球温暖化 |
研究成果の概要 |
風波界面における砕波・乱流過程がガス交換機構に果たす役割を明らかにするために,数値実験,風洞水槽実験,現地観測等を通した包括的な検討を行った.風応力作用下において生ずる吹送流や風波界面の遷移の諸特性,さらにそれらを記述するために有用なパラメータについて検討した.その結果,砕波・乱流の力学を反映した海面境界過程の定量化やガス交換速度のモデル化に関する有用な知見を得た.さらに,波浪モデルによる波浪推算結果と海上風の情報から評価されたガス交換速度に基づいた海面物質移動シミュレーションの解析手順を検討・構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
二酸化炭素は,最も代表的な温室効果ガスであり,その大気-海洋間における交換機構を解明し,適切にモデル化することは,地球温暖化の影響評価において重要である.海洋表面には風波が存在しており,風波界面の遷移・砕波・乱流過程は,乱れや気泡の生成,界面崩壊等を介して環境システムに大きな影響を与えている.そのため,風波界面のガス交換機構の解明とその展開研究は,環境影響評価手法の構築において重要である.
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