研究課題/領域番号 |
16K06522
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 木更津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
石川 雅朗 木更津工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (30232268)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 水流魚道 / 魚道形式 / 流速分布特性 / 遡上魚 / ストリーム型魚道 / オリフィス / 静水圧 / ウグイ / 魚道 / 漁場環境改善 / 生態環境 |
研究成果の概要 |
阻流板を廃止して,魚道の両側壁に設けたオリフィスから流出する水流の阻流効果を利用した新たな魚道形式(水流魚道)の提案を行った.水流魚道ユニットを製作して室内通水実験を行い,水流の阻流効果を用いた水流魚道の魚道水理特性として魚道内の流速分布と水深を明らかにした.また,ウグイを供試魚として用いた室内遡上行動観察実験を行い,水流魚道の魚類の遡上改善効果を評価した.さらに,オリフィスの鉛直方向設置位置による水勢の抑制効果を評価するために,アクリル製水流魚道模型を製作して通水実験を行い評価した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
主にストリーム型の魚道で配置される阻流板は,魚道内の水流の勢いを減じて魚類の上りやすい魚道を提供する.同時に阻流板は遡上する魚類の進行を阻害するものともなる.そこで,魚類の遡上を阻害しない水流による阻流効果を利用した新たな魚道形式を提案した.阻流効果を求める魚道両側壁に設けたオリフィスからの流出は静水圧を利用して流出させた. メンテナンスが十分に行われないことによって魚道が機能しないことが問題となっている.魚道内には流木,デブリ,土砂等が堆積するために定期的にメンテナンスを行うことが必要である.作業の効率化のために土砂等の排出にも水流の利用を提案した.
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