研究課題/領域番号 |
16K06523
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 鳥取大学 (2018-2022) 舞鶴工業高等専門学校 (2016-2017) |
研究代表者 |
三輪 浩 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (70190832)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 礫床河川 / 覆砂 / 移動限界 / 流路変動 / 二粒径混合砂礫 / 低水路 / 二峰性混合砂礫 / 流砂量 / 河床変動計算 / 低水路幅・低水路深さ / 河道の二極化 / 粗粒化 / 混合砂礫 / 河床変動 / 流砂 |
研究成果の概要 |
本研究は,ダム下流で見られる流路が固定化した礫床河川を対象として,礫の移動性の向上と流路変動の促進に及ぼす覆砂の効果を明らかにすることを目的としている.研究の結果,覆砂によって表層礫の移動性が向上することを明らかにし,礫の移動に効果的な覆砂層厚は礫粒径の0.4~0.5倍程度であることを示した.また,流路変動は低水路肩の侵食と低水路床への砂礫の堆積によって進行することを明らかにし,流路変動に効果的な覆砂層厚は礫粒径の1.1~1.2倍程度であることを示した.また,平面二次元河床変動モデルによって流路変動の基本構造に関する実験の再現性を確認した.最後に,現地で覆砂を行う際の留意点について提示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は砂礫粒子スケールの現象と河床変動スケールの現象の相互作用を扱うもので,流砂研究の基本レベルの向上に寄与しているといえる.研究成果は治水面および環境面で課題となっている礫床河川の状況を改善するものであり,河川回復の方策を検討する際に有効な資料を提示するものである.これらの点に学術的意義および社会的意義があると考える.
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