研究課題/領域番号 |
16K06532
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
久保 信明 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (80343169)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | GNSS / RTK / マルチパス / 3D地図 / 複数アンテナ / 電波伝搬 / GPS / レイトレーシング / 直接波 / アンテナ / 自動操縦 / 精密3D地図 |
研究成果の概要 |
複数アンテナによる精度向上手法については2017年にかけて実施し、所定の性能を得ることができた。複数アンテナへの入力信号を切り替える必要があるため、搬送波位相測位の連続性という観点で難があった。精度改善では、特に強い反射波を受信する状況で効果が見られた。
2017年から2019年にかけて、3D建物地図支援によるGNSSの高精度測位技術開発を実施した。市販3D地図を利用したGNSSシミュレーションソフトで、RTKの性能を実データ結果と比較して80%程度予測することが可能となった。シミュレーション時に、数㎝の精密位置でなく数mの精度の位置でもシミュレーションの妥当性を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後の自動運転等を見越したとき、衛星測位による位置精度がどのくらい変化するのかや、どの程度の精度が担保できるかをシミュレーションである程度知れることは、衛星測位を実際に利用する場合極めて重要である。時々刻々変化する位置精度を、実データで検証することも大事だが、シミュレーション上で、この時刻のこの道路では、どのくらいの性能が得られる、ということを事前に確度高く知れると、効率的に技術開発を進めることができる。また3D地図による誤差の大きい衛星検知において、シミュレーション時のアンテナ位置を精密位置にしなくとも、ある程度性能を発揮できることがわかったことも、本分野への寄与が大きかったと考える。
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