研究課題/領域番号 |
16K06559
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 八戸工業高等専門学校 |
研究代表者 |
矢口 淳一 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80342450)
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研究分担者 |
山本 歩 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (60523800)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アンプリコンシーケンス解析 / PMA / rRNA / 病原性細菌 / RT-PCR / β多様性解析 / 次世代シーケンサー / PCR / ろ過濃縮 / 細菌叢 / RNA / rRNA / 大腸菌 / 環境 / 土木環境システム / 細菌 / 感染症 / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
本研究では次世代シーケンサーによる生理的活性のある細菌の細菌叢解析のため、アンプリコンシーケンス解析においてPCR, PMA-PCR,RT-PCRを比較した。先ず、熱処理した排水サンプルに培養した大腸菌と糞便性連鎖球菌を添加して3つのPCR法と2段階で増幅を行うPMA-nestedPCRで細菌叢を解析したところ、RT-PCRのみほぼ添加量を反映した細菌叢が得られた。次に生活排水、その処理水、河川水と消化汚泥に3つのPCR法を適用して細菌叢解析を行ったところ、4つのサンプルとも手法によってβ多様性が大きく異なり、分析手法によって活性のある細菌叢に顕著な違いがあることが知られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、大腸菌など指標生物に基づく糞便汚染の評価法を革新するスタートの研究と位置付けることができ、研究開発した生理的活性のある細菌群のみを菌叢解析する手法によって、活性を維持している病原性細菌の水環境中での挙動を把握することができ、感染リスクの評価と汚染源対策を通じてリスクマネジメントに大きく貢献できる。開発した手法を2つの下水処理場に適用して病原性細菌の挙動解析を行ったところ、Mycobacterium属の細菌が塩素消毒後も活性を維持して残存していることが分かった。
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