研究課題/領域番号 |
16K06576
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
菊池 健児 大分大学, 理工学部, 教授 (50117397)
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研究分担者 |
黒木 正幸 大分大学, 理工学部, 教授 (10295165)
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研究協力者 |
野中 嗣子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 補強コンクリートブロック造 / メーソンリー / 耐力壁 / 耐震性能評価 / 耐震改修 / 直交壁 / 構造実態調査 / ポリマーセメントモルタル / 平成28年熊本地震 / 建築構造・材料 / 地震防災 |
研究成果の概要 |
既存補強コンクリートブロック造建物の耐震性能評価や耐震改修等の技術を向上させるために,まず既存建物の実地調査や地震被害調査を行い,本構造による既存建物の構造実態や劣化状況およびコンクリートブロック強度を把握した。次いで,直交壁が耐力壁の耐震性能に及ぼす影響を水平加力実験を行って究明した。さらに,耐震改修としてポリマーセメントモルタルを用いて耐力壁を増厚補強することを提案し,高い補強効果が得られることを実験により実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,既存補強コンクリートブロック造建物の耐震性能評価において未解決の課題であった耐力壁の耐震性能に及ぼす直交壁の影響とその評価に関して有用な知見を与えている。また,本構造の耐震改修に適用可能な耐力壁の耐震補強法を補強効果とともに示している。さらに,本研究の成果は途上国等におけるメーソンリー建物の耐震安全性向上にも活用できるものと考えられる。
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