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改質フライアッシュのポゾラン反応がコンクリートの収縮ひび割れ抵抗性に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 16K06577
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 建築構造・材料
研究機関大分大学

研究代表者

佐藤 嘉昭  大分大学, 理工学部, 教授 (30038111)

研究分担者 大谷 俊浩  大分大学, 理工学部, 教授 (00315318)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード加熱改質フライアッシュ / ポゾラン反応 / 示差熱重量分析 / モルタル / 乾燥収縮ひび割れ試験 / ひび割れ発生時期 / 拘束応力 / FEM解析 / 環境温度 / 乾燥収縮ひずみ / 収縮ひび割れ / 鉄筋埋設試験 / 自己修復 / 改質フライアッシュ / モルタル供試体 / 収縮ひび割れ抵抗性 / 評価方法 / 建築構造・材料 / 構造・機能材料 / 長寿命化 / 廃棄物再資源化
研究成果の概要

フライアッシュ原紛を加熱処理して強熱減量を1%以下に低減した改質フライアッシュ(CfFA)のポゾラン反応を示差熱分析と細孔径分布(水銀圧入法)を用いて確認した。そのCfFAを混和したモルタル供試体について鉄筋埋設型の乾燥収縮ひび割れ試験を行い、CfFA混和によって収縮ひび割れ抵抗性がCfFA無混和の基準モルタルよりも向上することを明らかにした。このことを解析的に明らかにするため、部材内に生じる収縮応力をFEMを用いて算定し、収縮応力の分布が緩やかであることがひび割れの発生を遅延させていることが分かったが、ポゾラン反応が収縮ひび割れに及ぼす影響については十分な検討までには至らなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

(1)CfFAの特徴であるポゾラン反応についてSEM画像解析の結果から組織が緻密化していることは確認されているが、収縮ひび割れ抵抗性に関して、ポゾラン反応の観点から具体的に評価した例は見当たらない。
(2)構造物の設計や施工に携わる技術者にとって収縮ひび割れ問題は早急に解決しなければならない課題であり,コンクリート工学分野における重要な研究テーマとして位置づけられている。CfFAコンクリートの収縮ひび割れ抵抗性を明らかにすることは,今後一般的となるであろう長寿命のコンクリート構造物を建設していく上で必要不可欠である。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (10件)

  • [雑誌論文] フライアッシュモルタルの収縮ひび割れ性状に及ぼす環境温度の影響に関する研究2018

    • 著者名/発表者名
      秋吉善忠 吉川悟史 大谷俊浩 佐藤嘉昭
    • 雑誌名

      コンクリート工学年次論文報告集

      巻: 40 ページ: 489-494

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 異なる乾燥条件下におけるフライアッシュモルタルの乾燥収縮ひび割れ特性に関する研究2017

    • 著者名/発表者名
      吉川悟史,佐藤嘉昭,大谷俊浩,上田賢司
    • 雑誌名

      セメント・コンクリート論文集

      巻: 71 号: 1 ページ: 386-393

    • DOI

      10.14250/cement.71.386

    • NAID

      130006588467

    • ISSN
      0916-3182, 2187-3313
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 加熱改質フライアッシュ(MFA)の強度寄与率を用いた配(調)合設計に関する研究 (その1.強度寄与率と配(調)合設計)2019

    • 著者名/発表者名
      佐藤嘉昭 石田征男 大谷俊浩 秋吉善忠上田 賢司
    • 学会等名
      日本建築学会九州支部研究報告
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 加熱改質フライアッシュ(MFA)の強度寄与率を用いた配(調) 合設計に関する研究 (その2.強度寄与率に及ぼす材料特性および配(調)合条件の影響)2019

    • 著者名/発表者名
      秋吉善忠 石田征男 佐藤嘉昭 大谷俊浩 上田賢司
    • 学会等名
      日本建築学会九州支部研究報告
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 加熱改質フライアッシュ(MFA)の強度寄与率を用いた配(調)合設計に関する研究 (その3.強度寄与率推定式の構築)2019

    • 著者名/発表者名
      石田征男 佐藤嘉昭 大谷俊浩 秋吉善忠 上田賢司
    • 学会等名
      日本建築学会九州支部研究報告
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 加熱改質フライアッシュ(MFA)の強度寄与率に及ぼす影響要因の検討および推定式の構築 その1 強度寄与率を用いた配(調)合設計の考え方2019

    • 著者名/発表者名
      佐藤嘉昭 石田征男 大谷俊浩 秋吉善忠
    • 学会等名
      日本建築学会2019年度大会学術講演会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 石田征男 佐藤嘉昭 大谷俊浩 秋吉善忠2019

    • 著者名/発表者名
      加熱改質フライアッシュ(MFA)の強度寄与率に及ぼす影響要因の検討および推定式の構築 その2 強度寄与率の推定式
    • 学会等名
      日本建築学会2019年度大会学術講演会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] フライアッシュモルタルの収縮ひび割れ性状に及ぼす環境温度の影響に関する実験的研究(その1.実験概要およびモルタルの物性)2018

    • 著者名/発表者名
      秋吉 善忠
    • 学会等名
      日本建築学会研究報告九州支部
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] フライアッシュモルタルの収縮ひび割れ性状に及ぼす環境温度の影響に関する実験的研究(その2.圧縮クリープおよび拘束ひび割れ試験)2018

    • 著者名/発表者名
      濱永 康仁
    • 学会等名
      日本建築学会研究報告九州支部
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] フライアッシュコンクリートの品質に及ぼすコンクリートの温度の影響2017

    • 著者名/発表者名
      上田賢司
    • 学会等名
      日本建築学会九州支部研究発表会
    • 発表場所
      長崎大学文教キャンパス(長崎市文教町1-14)
    • 年月日
      2017-03-05
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 改質フライアッシュモルタルの収縮ひび割れ性状に及ぼす乾燥湿度の影響に関する研究(その1. 実験概要およびモルタルの性状)2017

    • 著者名/発表者名
      濱永 康仁
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 改質フライアッシュモルタルの収縮ひび割れ性状に及ぼす乾燥湿度の影響に関する研究(その2. 拘束ひび割れ試験)2017

    • 著者名/発表者名
      吉川 悟史
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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