研究課題/領域番号 |
16K06590
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | シラン系含浸材 / ネットワーク / 吸水試験 / 高圧注入 / 空隙率 / 耐久性 / 再アルカリ化 / ケイ酸塩系含浸材 / 中性化 / コンクリート / シラン系塗布含浸材 / 長寿 命化 / 建築構造・材料 / 長寿命化 / 土木材料 / 構造・機能材料 |
研究成果の概要 |
本研究では,ひび割れの自己修復機能を有するコンクリートの耐久性向上を目的とし,ひび割れ発生前において,コンクリート内部に設けたネットワークにシラン系含浸材を高圧で注入し,コンクリート内部に浸透させた後,含浸深さ試験を行った。その結果,ネットワーク周辺におけるシランの浸透域が形成されたことを確認した。また,シランの浸透深さは注入圧力及び注入時間の増大に伴い,増加傾向を示した。さらに,シランの浸透域において累積細孔量が減少傾向を示し,シランによる撥水層の形成に伴い吸水性能が抑制された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RC構造物における梁・柱部材の内部に充填孔(以下:ネットワーク)を設けることで,ネットワーク内部に表面保護工で使用されるシラン系含浸材を注入し,ネットワーク周辺に劣化因子に対する保護層を形成させた供試体において,Cl-の浸透抑制効果の検討を行った。本研究では,シランの浸透域の拡大のため,高圧ポンプを用いたシラン系含浸材のネットワーク内部への高圧注入による耐久性向上に関する検討を行った。以上の結果から,シラン系含浸材はコンクリート表面からのH2O, Cl-の浸透が抑制されるため,鉄筋腐食による耐久性の向上が期待できる。
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