研究課題/領域番号 |
16K06600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 国立研究開発法人建築研究所 |
研究代表者 |
宮内 博之 国立研究開発法人建築研究所, 材料研究グループ, 主任研究員 (40313374)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 建築構造・材料 / 建築防水 / シーリング材 / 長寿命化 / 性能評価 / 試験機 / 耐疲労性 / 接着性 / 防水工法 / シーリング目地 / 性能規定 |
研究成果の概要 |
シーリング目地は建築物の外装部材等の挙動、熱・紫外線・降雨等の気象環境など複合的な外力を受け、この目地に使用されるシーリング材には高い耐久性が要求される。 本研究では、建物に負荷する気象外力や機械的なムーブメントを想定したシーリング目地を対象とした複合劣化試験装置の開発と試験を実施し、シーリング材の評価並びに目地性能を規定する技術を開発することを目的とした。具体的には、各種性能の異なるシーリング材を用いて、ムーブメント量、周期の異なる条件で複合劣化試験を実施し、荷重測定を行った。そしてシーリング目地の耐久性について比較検討し、目地の性能評価システムの一つの技術として提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シーリング目地の耐久性評価ではウェザリングと目地ムーブメントの複合劣化因子を同時に考慮する必要があるため,本研究で提案する複合劣化試験は建築外皮目地に使用されるシーリング材の性能を適切に評価するための試験方法として、学術的価値は高い。これら試験方法は簡便に複合劣化試験が可能で、かつシーリング目地内の応力の変化を測定できる画期的な評価システムであり、材料設計から耐久性評価手法に至る一連の過程で貢献するものである。また本研究の成果は、建物から漏水を失くし,建物全体の耐久性を向上させ,居住者が安心して快適に住むことができる支援技術を提示するもので,社会的貢献度は高いと判断される。
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