研究課題/領域番号 |
16K06611
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 福岡大学 (2018) 九州工業大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
穴井 謙 福岡大学, 工学部, 教授 (10325467)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 保育器 / 音環境 / 微細穿孔板 / 吸音材 / NICU / 周産期医療 / 吸音 |
研究成果の概要 |
NICUなどの周産期医療空間で使用される保育器内の音環境について,実際の医療空間における実態把握,実物大模型および数値シミュレーションを用いた実験および解析を行った上で,保育器のための透明な吸音材として微細穿孔板(MPP)の仕様検討を行った。 その結果,4種類のMPPを組み合わせることで,保育器内で響きやすい中音域に対して一定の効果が得られることを明らかにした。その効果量は周波数帯によって異なるものの,保育器内の音圧レベルを1 dBから9 dBほど減少させることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は新しい透明な吸音材を医療の現場に適用することを提案したものであり,空間の音場制御手法の選択肢を広げると同時に,これまで重要視されていなかった新生児の音環境を向上させる必要性とその一技術を明らかにすることができた。本研究の開始後,保育器内の静穏性を高める技術の必要性が医療分野の関係者にも認識され始め,結果的に先行研究となった本研究の成果を社会に還元することが強く望まれている。
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