研究課題/領域番号 |
16K06614
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
二宮 秀與 鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (90189340)
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研究協力者 |
児島 輝樹
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 開口部 / 日射熱取得率 / 付属物 / カーテン / 自然光 / 測定 / 窓付属物 / 試験法 / 窓 / 付属部材 / 省エネルギー / 日射遮蔽 / 熱性能 |
研究成果の概要 |
本研究では自然光を用いた開口部の日射熱取得率の測定装置を開発し、実用的な精度で測定できることを確認した。この装置の特徴は、実環境に近い状態で開口部の日射熱取得率を測定できることであり、カーテンのようにヒダや模様があるものも測定が可能である。この測定装置を用いてロールスクリーンとレースカーテンの日射熱取得率を測定した。その結果、スクリーンとレースカーテンの日射熱取得率は,日射反射率と高い相関があり,日射反射率が高いほど小さな値を示すことが明らかになった。また測定値とJIS A1493による計算値を比較して、両者が概ね一致することを確認した。この成果は建物の熱環境シミュレーションに応用できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではカーテンやロールスクリーンの持つ遮熱性能(日射熱取得率)を定量的に評価できる測定手法を確立した。これまでカーテンやスクリーンは日射熱取得率の測定データがなかったので、例えば遮熱カーテンのように定性的には効果があることが分かっていても、それを建物の熱環境シミュレーションで評価することはできなかった。研究の成果を用いてカーテンやロールスクリーンの日射熱取得率を整理できれば、建物の熱環境シミュレーションに応用することで、省エネルギー手法の選択肢が広がることが期待される。
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