研究課題/領域番号 |
16K06625
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
村上 泰浩 崇城大学, 工学部, 教授 (10133563)
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研究分担者 |
矢野 隆 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (30109673)
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研究協力者 |
矢野 隆
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 鉄道騒音 / 社会調査 / 新幹線 / アンケート / 騒音・振動測定 |
研究成果の概要 |
JR熊本駅を挟む北地区(5km)と南地区(12km)は、新幹線と在来線が隣接並行して走行する区間である。新幹線開通前後および在来線高架化前後における鉄道の騒音・振動測定ならびに沿線住民への社会調査をそれぞれ実施し、九州新幹線が沿線住民に与える影響およびその要因の把握、新幹線や在来線の敷設状況の変化に対する社会反応の変化について分析した。 南地区は新駅の開業後に在来線騒音の暴露量が低下したが、在来線騒音に対するアノイアンスは変化が無かった。新駅の開業後に、在来線騒音、新幹線騒音、総合騒音の全てでアノイアンス反応は上昇しており、総合騒音においては新駅の開業前後で暴露反応関係に有意差が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
隣接並行した新幹線と在来線が異なる鉄道運行状況で走行する鉄道騒音に関する社会調査の報告はない。また、新幹線新設工事に伴い在来線位置が変化する事例は少なく、新幹 線高架下での在来線二次仮線は全国初であり、それぞれの状況下での社会調査データを得ることは大変貴重である。在来線の高架後は騒音暴露量が低下することが予想されるが、社会反応の変化がどのようになるのか興味深い。騒音暴露と社会反応の関係を経年・継続的に調査し、分析を行い、今後の鉄道高架化・改良工事における騒音政策に貢献できる資料作りをめざす。
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