研究課題/領域番号 |
16K06628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
野村 理恵 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (20599104)
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研究分担者 |
角 哲 北海道大学, 工学研究院, 助教 (90455105)
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研究協力者 |
ヤル 内モンゴル大学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 文化的景観 / 牧畜集落 / 地域計画 / 中国 / モンゴル / 多元文化 / 北方圏 |
研究成果の概要 |
中国・内モンゴル自治区を対象に、牧畜民の生活領域の保全計画策定に向け、生業を維持するしくみの検討や保全・管理主体の構築を試みることで、保全計画の具現化を図ることを目的とした。観光業を中心とした牧畜民の多角経営に着目し、以下の検討を要することを明らかにした。1.牧畜業と観光業を両立するための土地条件や利用状況の整理、2.牧畜民自らが牧畜業及び景観上の可能性を理解する機会の創出、3.地域単位での経営や共有地の利用など土地条件の格差を是正する働きかけ、4.学校教育との連携。これらを具体化するため、引き続き現地研究者との協働を進める必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
長年の現地調査を踏まえた論点にもとづき、牧畜システムを再評価できること、生業維持のしくみを検討すること、現地の実務経験者や教育実践者も加えた協働により、制度設計に加え、牧畜民の生活および生業の継続を見据えた「地域づくりの視点」で実現性の高い提案へ発展できる。 また、農山漁村における地域居住のあり方や、文化的景観保全については研究や議論が蓄積されつつあるが、牧畜地域は、一次産業においても家畜を扱う点で新規就業者の育成や多角経営が難しい側面がある。保全計画対象地である内モンゴルのみならず、日本・特に北海道における牧畜地域へも展開できる。
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