研究課題/領域番号 |
16K06633
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
内田 奈芳美 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (10424798)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 都市 / ジェントリフィケーション / らしさ / まちづくり / コミュニティ |
研究成果の概要 |
本研究では、都市における「ジェントリフィケーション」という都市変化のメカニズムを基盤として、都市の「らしさ」という都市魅力の価値判断の理論化を目的とした。本研究ではジェントリフィケーション「理論」の整理、日本型の実態分析、及び研究対象地域でのアクションリサーチを方法論として、「理論整理からの分析の枠組みの構築」「理論枠組みの発展と現場への応用分析」「『らしさ』の価値判断の理論化による提言」を並行して研究を進めた。対象地域における都市固有の価値としての「らしさ」の喪失と再創造の実態を明らかにし、最終的に都市政策への提言として「らしさ」という都市の魅力についての価値判断の理論化をおこなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経済活動と連動した都市変化を表現する概念として「ジェントリフィケーション」という言葉が変化し、資本の流入と都市変化、ある社会階層における嗜好に合わせた風景変化を表す言葉として用いられるようになったが、日本では、そういった資本と人の動きが変化させる空間についての概念を分析に十分に取り入れてこなかった。本研究では本概念を応用し、日本におけるそういった都市変化によって喪失しつつある都市の「らしさ」を分析に用いることに学術的意義があると考える。また、「らしさ」を言語化し、理論化することは、現場のまちづくりにおいての社会的意義があるものである。
|