研究課題/領域番号 |
16K06636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
安藤 正雄 東京大学, 生産技術研究所, 特任研究員 (80110287)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 建設マネジメント / 設計工学 / BIM / デザインビルド / アーキテクチャ / 設計論 / IPD / DB / 標準分類 / 仕様書 / 建設マネージメント |
研究成果の概要 |
対立から協調へと向かうグローバルなデザインビルドへの傾斜とBIM普及による「設計」およびその担い手の変化を、米・英・日の発注契約方式、設計・積算等に関する標準類の比較を通じて分析した。その結果、デザインビルド方式、BIM展開のいずれにおいても、モジュラー型アーキテクチャを基盤とした米英の建築ものづくりの特質と日本のインテグラル型の特質が対比できることが明らかにされた。また、縮小市場化、生産性向上が課題となる日本の建築ものづくりには、モジュラー化への移行が求められることを結論として導いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、デザインビルドやBIMといった一見同一の技術的概念も、その成立条件や適用の実態はおおいに異なりうるということを理論的、実証的に示したことにある。また、本研究の社会的意義は、今後縮小基調に移る日本の建築市場においては、これまでのインテグラル型一辺倒のアーキテクチャを超えてモジュラー化の合理性を一定程度取り入れることが、発注者主導の変革を実現し、社会の関心を本来BIMやデザインビルドが持つ生産システム革新のポテンシャルに導くために有効であると結論付けたことにある。
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