研究課題/領域番号 |
16K06646
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
有馬 隆文 佐賀大学, 芸術地域デザイン学部, 教授 (00232067)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 中心市街地 / イベント・スペース / 地理情報システム / マッピング / 賑わい / イベント / 福岡 / オープンスペース / 都市計画・建築計画 / 都市デザイン |
研究成果の概要 |
近年、中心市街地の活性化手法としてイベントが注目されているが、イベントの開催スペースに関する評価手法は確立されていない。そこで筆者はイベント空間を都市的視点で評価する定性的方法を提案し、その有効性を検証した。 まず都市的評価の項目として、アクセス(近接性)、周辺環境(波及性)、隣接環境(視認性)の3項目を重要項目として設定し、地理情報システムを活用して、それらの項目を評価する方法を開発した。その方法を分析モデル都市に適用し、それぞれの都市内のイベントスペースの評価を、数値データとビジュアルな地図情報として表現した。最後に、専門家を対象としたアンケートを実施して本手法の有効性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中心市街地の役割がモノ消費からジカン消費の場へ変化しつつある中で、中心市街地の中でイベントスペースは重要な空間となりつつある。そのような中、日本各地の中心市街地でイベントスペースを新たに設える動きが多くみられる(例えば博多駅前広場、福岡市役所前広場、長崎中華街前広場など)。しかしイベントスペースを中心市街地のどのような場所や条件下に設置すれば、中心市街地の活性化に効果をもたらすのであろうか? その都市的評価方法は確立されていない。本研究では、イベントスペースを都市的視点で評価する方法を確立しており、今後の中心市街地の再生に向けた計画論に寄与するところは大きい。
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