研究課題/領域番号 |
16K06647
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
後藤 隆太郎 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (00284612)
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研究協力者 |
ジェヨプ パク
阿比留 博之
今村 建太
笠 真希
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 低平地 / 集住、集落 / 防災 / 干拓 / 生活空間 / 微高地 / 有明海沿岸 / 農村建築 / 集落 / 居住地計画 / 持続 / 有明海沿岸部 / 集住地(集落・市街地) / 前近代と近現代 / 計画技術 / コミュニティー / 前近代の集落 / 近現代の住宅地化 / 集住及びコニュミティー / 集落計画 / 計画技術史 / 有明海沿岸低平地 |
研究成果の概要 |
有明海沿岸干拓地の時代ごと(近世・近代・戦後)の集住地の計画・形成史を整理した。特に砂州上集落、散居集落、寄州上集落、戦後干拓集落などは独自調査から生産・生業を踏まえた集住空間の新知見を得た。また、近代西欧(オランダ等)から堤防等の個別技術の導入はあるが、我が国の低平地の集住地では広域的・包括的計画理念は認めにくく、個別主体による場所・領域ごとの相違工夫、その集積と考えられる。 現代の計画課題として、防災力と関わる住民組織の縮退、未利用地増大を明示した。この改善に向けて、成立時に依拠する個々の本質と差異を認識し、物的対応や広域対応のみならず場所・領域連携型の社会システムも重要と考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有益な資料を多数作成したとともに、複数の査読論文や論考により研究成果を公開した。また佐賀県等の地方自治体における地域づくりや住生活に数多くの計画策定(審議会等)に参加しており、専門家として研究成果の一部を反映できた。 また、将来にむけて、オランダ等の低平地における集住や防災に関する比較研究への展開、また、有明海沿岸低平地に関する研究成果冊子や書籍等により、国内外に向けた低平地の防災や集住特性にとっても有益であろう、より広い成果公開のための基盤を確保できた。
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