研究課題/領域番号 |
16K06648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
小林 祐司 大分大学, 理工学部, 教授 (20305030)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 防災 / 減災 / 防災教育 / リスクコミュニティ / 自然災害 / 災害リスク / ワークショップ / 地域コミュニティ / 防災意識 / アンケート調査 / 空間化 / 復興デザイン / 事前復興 / 空間分析 |
研究成果の概要 |
災害に対する危機意識の風化への対応や活動の持続性確保の難しさなどの課題を克服するためには,災害を当たり前のこととして根付かせる必要性,即ち「防災・減災の日常化」を図らなければならない。本研究では,①リスクコミュニティ評価(防災・減災活動の推進,家庭・学校・地域・行政の活動・連携状況と課題の把握) ,②災害リスク評価(空間分析による客観的な地域特性と課題把握)を実施し,その結果から,③地域の災害に対するウィークポイントの解明+対応方策の提示を行った。これにより,提案した対応方策を実践的に進め,災害への対応を持続的に進めるコミュニティ形成を図った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家庭・学校・地域が抱える災害への備え,課題を明らかにすると同時に,行政の抱える課題を共有化し,その対策・対応に活かした研究である。災害時の「自律分散」の重要性は以前より指摘されている。加えて,これらの評価に,地域住民などによる防災・減災活動とも連動させた実質的な評価を加えるまで至った研究であり,本研究の特色と学術的な意義はここにある。また,本成果や取り組みを通じて,家庭内の信頼関係だけでなく,学校や地域との信頼関係の構築へ大きく寄与し,地域全体へ波及させる効果もある。特に「命を守る」ということに強くつながり,本研究の社会的意義は高いと考えられ,持続性の確保にも寄与できる。
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