研究課題/領域番号 |
16K06662
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
|
研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
伊藤 俊介 東京電機大学, システムデザイン工学部, 教授 (50339082)
|
研究分担者 |
垣野 義典 東京理科大学, 理工学部建築学科, 准教授 (60385523)
倉斗 綾子 千葉工業大学, 創造工学部, 准教授 (80381458)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 小規模校 / 統廃合 / 学校連携 / 複式学級 / 余裕教室 / 離島留学 / 学校運営 / 授業形態 / 過疎地 / 施設計画 / 学習空間 / 極小規模校 / 地域社会 / 遠隔地 |
研究成果の概要 |
縮減社会において小規模校を合理的に維持して教育環境を提供する仕組み・施設計画を検討するために研究を行った。学校配置と小規模校維持の施策、小規模校の学校・施設運営および教室使用・授業展開について多角的に実態調査を行った。小規模校維持の施策としては学校の特色化の他に、海外事例では運営共同化によりシステム化する方法が見られた。小規模校・複式学級での教室使用や余裕教室の調査からは、少人数化により個別的・柔軟な学習が実現しており、従来型の教室と異なる学習空間のニーズがあることを把握した。これらを元に標準的な学校と異なる小規模校に適切な計画へのアプローチを考察した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校計画においては、適正規模を目指して小規模校を統廃合するアプローチが主流であるが、これにより地域コミュニティが衰退し教育環境の空白が生じる。これに代わるものとして積極的に小規模校を維持するアプローチをとり、そのための手法を整理し具体的な可能性を提示したことが本研究の第一の意義である。また、多角的に小規模校を調査・分析したことで小規模校の計画に対する総合的な知見が得られたことや、一般的にデメリットが強調されることが多い小規模校が、個別的・柔軟な教育を提供できる環境として学校の将来像への示唆に富むことを示した点でも社会的意義がある。
|