研究課題/領域番号 |
16K06670
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
古賀 紀江 関東学院大学, 建築・環境学部, 教授 (10295454)
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研究分担者 |
横山 ゆりか (今井ゆりか) 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20251324)
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研究協力者 |
王 イシュエン
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 高齢期転居 / 転居準備 / 自立高齢者 / 転居後評価 / 愛着 / 環境行動支援 / 高齢期居住 / 仕舞い / 高齢者 / 転居 / 高齢者専用住宅 / 場所愛着 / 主観的健康観 / 環境評価 / 環境行動 / 評価 / アンケート調査 / 環境移行 / 「もの」 / リロケーション / 仕舞い方 / 災害時リロケーション / もの / 転居後 / 環境形成 / 住まい |
研究成果の概要 |
本研究では、高齢期転居を成功に導く支援方法についての考察を、前住居を「仕舞う」プロセスに着目して行った。高齢社会では身体、家族等の変化を原因とする転居が増加する可能性がある。一方で転居は心身への負荷が高く、配慮するべき事項とされており、本テーマは喫緊の社会要請でもある。研究の結果、転居の決定や準備の主体性より、仕舞いの行動をしっかり遂行できたかが転居後評価を左右することが明らかになった。また新居への愛着の醸成は前住居の「思い出」よりも、新居のための「計画」や転居の「完遂」と強く関係していた。即ち、前住居で行う仕舞いのプロセスは転居後の生活の質の維持向上に一定の効果を持つことが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、生活の質を落とさない高齢期居住の支援方法の確立や、高齢世代の「健康寿命」の下支えを可能にする。高齢期転居という危機的移行の克服には転居の計画と転居の完遂が重要であり、これらの知見は環境行動支援を含む環境デザインに繋がる。尚、転居は比較的短期間で遂行されていたが、期間の長短は転居後評価に関与していない。即ち転居までの間が短くてもこの間に良質な支援があった場合の効果が期待できる。
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