研究課題/領域番号 |
16K06677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 呉工業高等専門学校 |
研究代表者 |
篠部 裕 呉工業高等専門学校, 建築学分野, 教授 (10196412)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 空き家 / 解体除却 / 跡地利用 / 跡地整備 |
研究成果の概要 |
本研究はわが国の空き家解体除却事業と跡地利用の実態を調査し,今後の空き家の解体除却事業と跡地整備の総合的な整備施策に資する基礎的知見を得ることを目的としている。 具体的には,自治体主体型の事業(長崎市老朽危険空き家対策事業:46件)と,自治体補助型の事業(呉市危険建物除却促進事業:587件,高崎市解体助成金制度:563件)を対象に,老朽危険空き家の解体除却の概要と解体後の跡地整備の実態を現地調査やヒアリング調査を通じて明らかにした。自治体主体型と自治体補助型の解体除却事業の成果については事業や地域により長短があるが,今後の解体除却事業と跡地利用の両者を総合的に進めていくための諸課題を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人口減少に伴う住宅需要の低下に伴い空き家が大幅に増加しており,長期間利用されずに放置された老朽危険空き家の増加が大きな社会問題となっている。従って,これらの老朽危険空き家の適切な整備は住宅地整備において喫緊の課題とされている。このような社会的背景を踏まえ,本研究ではわが国において老朽危険空き家の解体除却事業に先駆的に取り組む地方自治体(長崎市,呉市,高崎市)を対象にした事業の実態調査を通じてその現状を明らかにするとともに,今後の縮退社会における空き家の解体除却事業と跡地利用の施策の検討に資する諸課題を示す点に学術的・社会的意義を有するものである。
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