研究課題/領域番号 |
16K06683
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
大野 敏 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 教授 (20311665)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 歴史的建造物 / 文化財 / 維持管理 / 保存継承 / ボランティア / 体験学習 / 伝統木造 / 茅葺き民家 / 横須賀市万代会館 / 川崎市立日本民家園 / 文化財建造物耐震事業 / 横須賀市立万代会館 / 茅葺き別荘 / 境島村 / 津久井郡の茅葺き古民家 / 重要文化財伊佐家住宅 / 伝統的木造建造物 / 維持修理 / 野外博物館 / 保存修復 / ヘリテイジマネージャー / 島村蚕種製造建築 / 応急修理 / 保存修理設計 / 人材育成 |
研究成果の概要 |
研究題名は「歴史的建造物の保存修理技術(調査・設計・監理)に関する基礎的研究」であるが、内容は「歴史的建造物とどのように付き合っていくべきか?」に関して、基本的な考え方と具体的な維持管理に臨むうえでの注意事項について、基本原則とテーマ別視点に基づいて図と写真を豊富に加えて資料集形式に編集した。「歴史的建造物が身近な存在で、コツさえつかめばあまりお金をかけずに長持ちさせることができる」ことを啓蒙できればと考えている。公開対象は、建築家をはじめ所有者・行政・市民・学生など幅広く層の方々にもらうことを意識して、研究成果の全文は所属する横浜国立大学の学術情報リポジトリに掲載する予定で準備を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歴史的建造物というと、多くの人たちにとって「文化財」→「大事だから触れてはいけない」→「維持管理にものすごく手間暇がかかる」→「非日常的存在」と思っているだろう。しかし日本には高度な木造建築文化が生み出したすぐれた建造物が、歴史を経て至るところに継承されている。こうした身近にあるすぐれた建造物に気づき、その継承について真剣に考える人たちを増やしたい。そのために簡単な理論と体験学習も含めた様々な事例を紹介することが必須と考え、研究成果を資料集形式にまとめた。公開対象は建築家を主対象としているが、所有者・行政・市民なども理解可能な内容にまとめた。
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