研究課題/領域番号 |
16K06684
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
梅干野 成央 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (70377646)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 建築史 / 山岳建築 / 信仰 / 富士山 / 山小屋 |
研究成果の概要 |
日本では古くから、山岳と深く結びつきながら文化が育まれてきた。本研究は、山岳のなかで育まれてきた建築の文化、すなわち「山岳建築」の歴史の体系的な理解を目指し、とりわけ山岳がもつ信仰の対象としての性格に着目して、信仰を基盤とした山岳建築の歴史を明らかにするものである。具体的には、日本を代表する山岳信仰の地である富士山を事例に、山小屋の開設過程を把握したとともに、山小屋の建築の原形および変容の方向性を把握し、これらを総合して信仰を基盤とした山岳建築の近代化の具体像を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、近世から近現代に至る連続的な時間軸のなかで、富士山の山岳建築に関する歴史的文脈を捉えることができる。この研究成果とこれまでの研究蓄積(日本アルプスの山小屋建築に関する調査研究)との比較によって、信仰を基盤とした山岳建築の特性を示すことができ、日本山岳建築史の構築に向けての新たな知見を得ることができる。また、この研究成果は、世界文化遺産「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」において、山小屋の修景・整備を検討する際の基礎的資料となり、富士山の文化的景観を継承していくための手がかりを提供することができる。
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