研究課題/領域番号 |
16K06694
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
速水 清孝 日本大学, 工学部, 教授 (90615501)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 建築士法 / 構造設計者 / 設備設計者 / 職能 / 資格制度 / 意匠設計者 / GHQ / 建築行政 / 建築設計者 / 資格 / 構造 / 設備 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本の建築構造・設備設計者の職能の意識の発生と、それが結実したものとしての資格制度の制定にまつわる動きを、文献資料を中心に探ったものである。 構造・設備ともに、業務の専門性が確立する中で職能を意識するようになるが、いずれも先行する意匠設計者の影響を受けていた。また、建築士法の7年後に制定された、専門技術者の資格である技術士法の影響も、業務による温度差はありながらも、ある程度認められる形で、それぞれの専門ごとに、まずは民間団体によって、続いて法定される形で、資格が定められていく様子を把握した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築設計者の資格制度については、従来、意匠の設計者のみに焦点が充てられる形で研究が進められてきた。しかしながら、建築設計の3業務、すなわち意匠・構造・設備のうち、等閑視されていた構造・設備設計者の、職能意識の発生と、それがいかにしてそれぞれの資格制度の創設に結びついていくのかを明らかにした本研究によって、建築設計3業務を等価に考えることのできる素地を整えることができた。
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